加齢臭

ミドル脂臭は30代から要注意!加齢臭との違いと臭いのメカニズム

「加齢臭とは違うけどなんかちょっと脂っぽい臭いがする…」なんて感じたことはありませんか?30代半ばくらいから発生し始めるミドル脂臭は、加齢臭とも異なる不快な臭いです。このミドル脂臭はどのように発生するのでしょうか?体臭はある日突然発生するものではないため、自分が感じているよりも周りの方が敏感に感じているかもしれません。ミドル脂臭の予防方法とはどのようなものなのでしょうか?

30代からは要注意!ミドル脂臭って?

2018年10月17日更新

LISA (クリノール編集部)

[1] ミドル脂臭とは

ミドル脂臭とは
ミドル脂臭とは何でしょうか。「加齢臭」と聞くとイメージしやすいのですが、ミドル脂臭と30代半ばと早い段階から発生するため加齢臭は別物です。ミドル脂臭の臭いの特徴は脂くささで、その臭いは口臭や足臭よりも約1.5倍強いと言われているほどです。

また加齢臭よりもその脂くさい臭いは、意外にも揮発性が高く深刻性が高いのが特徴です。ミドル脂臭の発生は生活習慣などが大きく関わってくるため、食生活の改善や生活習慣を改善することでミドル脂臭の対策をすることができるのです。

ミドル脂臭のメカニズム

ミドル脂臭が発生するのに大きく関わってくるのが“ジアセチル”という成分です。私たちの身体に存在する皮脂腺には、皮脂の内部にある皮脂腺から皮脂を分泌して肌の保湿をするという重要な働きがあります。

皮脂が分泌されることによって、常在菌という人の身体に存在する細菌が発生し活発化します。この常在菌は、皮脂を分解して中鎖脂肪酸(皮脂酸)を排出します。

頭皮にもこの臭いは強烈に発生します。皮膚上の常在細菌のひとつであるブドウ球菌が、汗の中の疲労物質である乳酸を分解したときにジアセチルが発生します。このジアセチルは独特で不快な臭いを発生させます。

ジアセチルが中鎖脂肪酸と混ざることで、不快な臭いへと悪化させます。これがミドル脂臭を発生させるメカニズムです。ミドル脂臭は古い油のような臭いを発生させます。この臭いは揮発性が高く広がりやすいためとても厄介なのです。

ミドル脂臭と加齢臭の違いは?

ミドル脂臭と加齢臭の違いは発生源です。ミドル脂臭はジアセチルという成分が原因で発生しますが、加齢臭はノネナールが原因で発生します。このノネナールは、身体の酸化が原因で発生することで加齢臭独特の臭いを出します。

ミドル脂臭は疲労を感じたときなどに発生するジアセチルによって発生するため、もともとの物質が異なってきます。そのため、加齢臭とミドル脂臭は臭い自体が異なってくるのです。加齢臭に比べてミドル脂臭のほうが脂っぽい臭いがします。

[2] ミドル脂臭って対策できるの?

ミドル脂臭って対策できるの?
ミドル脂臭の原因のジアセチルは疲労物質が蓄積されると、より発生しやすくなってしまいます。そのため、体質改善をはかることでミドル脂臭をおさえることにつながるため、生活習慣に気をつけることが大切なのです。主にどのようなことがミドル脂臭の対策につながるのでしょうか?

食事に気をつける

食生活が偏ってしまうことで、身体のホルモンバランスを崩してミドル脂臭を発生させる原因につながります。ミドル脂臭の原因は疲労物質である乳酸が原因です。そのため、乳酸をため込みやすい食生活を送っていることで、ミドル脂臭の原因であるジアセチルを発生させやすくしてしまうのです。

また、脂汗などをかきやすかったりすると臭いが強くなる傾向にあります。

  • 腸内環境を整える
  • 腸内環境を整えることでミドル脂臭は対策することができます。食生活の偏りなどが原因でミドル脂臭が発生している人は、腸内環境のバランスが崩れているかもしれません。腸内の悪玉コレステロールが増えてしまうことで善玉菌が減り、身体が疲れやすくなったり代謝が悪くなったりと身体に不調が現れます。

    また腸内環境が乱れると肌のターンオーバーが遅れて、肌トラブルを引き起こしたり肌環境を崩してしまいます。肌環境が崩れることは肌表面に余分な皮脂や角質を残してしまい、ミドル脂臭の原因を作ってしまうのです。

  • クエン酸・ビタミンB1を摂る
  • 私たちの体はビタミンB1を体内でつくることができません。そのためビタミンB1は食事などをを通して、体外から摂取することが必要になります。このビタミンB1やクエン酸は、ミドル脂臭の原因になる老廃物を促し予防してくれる働きを持ちます。

    ビタミンB1やクエン酸は、疲労物質である乳酸の分解を助けてくれる役割を持つため、血の巡りを良くして疲れにくい身体を作ってくれるのです。これらが多く含まれている食品である、豚肉・鶏肉・大豆・カツオ・梅干し・柑橘類・お酢・キウイフルーツなどを積極的摂取することで、ミドル脂臭の予防につながります。

    またクエン酸にはアンチエイジング効果も期待することができるので、老化防止にも役立てることができます。

  • 緑黄色野菜を積極的に取ろう
  • ミドル脂臭はとても脂っぽく、独特の臭いが特徴のひとつです。ミドル脂臭の臭いは頭皮から過剰分泌される皮脂が原因であることが多く、頭皮の環境を改善することで臭いを改善することにつながります。

    頭皮環境の改善は、頭皮自体に栄養を行き届かせることが大切になってきます。そのため、食生活のなかでもミネラルを豊富に含む海藻類や、ビタミンなどを豊富に含む緑黄色野菜を積極的に摂ることが大切になります。

    脂っぽい食べ物は避けて、緑黄色野菜などを積極的に摂取するように心がけましょう。

適度な運動

適度な運動
「汗をかいたらミドル脂臭が悪化するのでは?」と思うかもしれませんが、日常的に運動をすることで体臭やミドル脂臭は軽減するのです。ミドル脂臭の原因は、運動不足で血行不良などが起こり、疲労物質が体に蓄積されて汗をかいたときに一気に溜まっていた老廃物を外に排出するためです。

しかし定期的に運動を続けることで定期的に汗をかき、血行不良が改善されて老廃物をうながしてくれます。そのため新陳代謝がよくなり、ミドル脂臭の原因でもある老廃物を溜めにくい身体を作ることができます。

また運動を定期的にすることでホルモンバランスが整ったり、ストレスを解消することにもつながります。ミドル脂臭の改善は、体質改善をはかることがとてもポイントになってくるため、適度な運動をすることはとても大切なことなのです。

シャンプーを2回行う

頭皮の毛穴からの皮脂の分泌は、毎日とても盛んに行われています。分泌された脂は時間とともに酸化します。その酸化した脂が皮脂や毛穴にこびりつき皮膚に上にいる常在細菌と結びつきミドル脂臭の臭いを発生させてしまうのです。

皮脂や毛穴にこびりついた脂は、1回のシャンプーでは落としきれないことが多いため、シャンプーを2回行うことで頭皮の清潔を保つことができます。しかしどのシャンプーも2回行うというわけではなく、シャンプーの洗浄力によっては2度のシャンプーは乾燥などを招く恐れもあるため、アミノ酸系シャンプーでの2度洗いをおすすめします。

アミノ酸系シャンプーは石油系のシャンプーに比べて洗浄力がややマイルドなので、2度のシャンプーでも皮膚にダメージを与えにくいのです。またシャンプーの際も、うなじや耳の後ろを丁寧に洗浄することでミドル脂臭を軽減することができます。

ただし臭いが気になるからといって過剰に洗ってしまうと、肌を守ろうと皮脂を大量に分泌させる恐れがあります。そのため、シャンプーの洗浄成分や洗い方には気をつけることが大切なです。

睡眠をしっかりとる

睡眠をしっかりとる
睡眠不足が続いてしまうと、身体がストレスを感じやすくなります。ストレスを感じやすくなると身体の機能が低下して身体の不調を感じます。そうなると、血行不良が起こり疲労物質が蓄積されやすくなり、身体が老廃物をため込んでしまいます。

また、睡眠時に身体をゆっくり休めて疲労回復をはかることは、とても大切です。しかし睡眠不足が続くこと身体のバランスが崩れミドル脂臭がきつくなってしまうのです。睡眠をしっかりとることは、身体のバランスを整えて健康を保つことにもつながります。

成人の理想の睡眠時間は7時間半と言われています。しっかりと睡眠をとって、ストレスを感じにくい身体作りや疲労回復を心がけましょう。

朝シャワーを浴びる

私たちは寝ている間にコップ約1.5杯分ほどの汗をかくといわれています。汗をかくとミドル脂臭の原因である皮脂も発生させてしまいます。汗をたくさんかいているからこそ、朝シャワーを浴びることが大切です。皮脂から出た脂は時間が経つことで酸化し、どんどん臭いを発生させます。

そのため1日のミドル脂臭を予防するためには、まず朝シャワーを浴びることが大切なのです。特に耳の後ろやうなじなど、皮脂腺が多い部分や脂っぽさを感じる部分は念入りに洗うことでミドル脂臭を予防することができます。

[3] 服についたミドル脂臭はどうしたらいい?

服についたミドル脂臭はどうしたらいい?
洗濯してもなかなか落ちないミドル脂臭。「1日着ていた服に臭いがついて取れない!」という経験はありませんか? 皮脂である脂は普通の洗濯ではなかなか落ちないため、困ることもあります。ミドル脂臭は脂なので、繊維に入り込んでなかなか落ちないこともあります。そのため、服についてしまったミドル脂臭を落とすには、普段の洗濯に加えて工夫が必要です。

粉末洗剤・漂白剤を使う

粉末タイプの洗剤のほうが液体タイプの洗剤に比べて洗浄力が高く、頑固な汚れも落ちやすいです。また繊維の奥まで入り込み、こびりついた脂っぽい臭いを浮かして取り除いてくれます。衣類だけでなく、枕やベットシーツなどにもミドル脂臭は付きやすく落ちにくいため、漂白剤や粉末タイプの洗剤などを使い定期的に洗濯することをおすすめします。

着け置き洗いで臭い対策

つけ置き洗いは、臭いや汚れを効率よくとることができます。つけ置きをする際に水を使わず、なるべく38℃~40℃くらいのぬるま湯を使うと皮脂が浮きやすくなりとても効果的です。

このときに注意したいのが、お風呂の残り湯などを使うと雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、お風呂の残り湯は避けましょう。つけ置き洗いも正しい方法で行うことが大切です。

正しいつけ置き洗いの仕方

【用意するもの】
洗面器、バケツなど・酸素系漂白剤・洗剤(粉末タイプ・液体タイプ)

  1. バケツや洗面器などに38℃~40℃くらいのお湯を張ります。
  2. つけ置き洗いしたい衣類を入れます。
    (量が多い場合は数回に分けましょう)
  3. 酸素系漂白剤と洗剤を適量入れます。
  4. 30分~1時間、つけ置きします。
    (色物は色落ちする恐れがあるので、様子を見ながら行ってください)
  5. つけ置きが完了したら洗濯機に入れ、通常通り洗濯します。

また、つけ置き洗いの際に使用する酸素系漂白剤の代わりに、クエン酸や重曹などを使用しても臭いを落としてくれるためおすすめです。

[4] 自分でできるミドル脂臭のケアの仕方

自分でできるミドル脂臭のケアの仕方
ミドル脂臭の原因の多くは生活改善を行うことで改善されていくことが多いのですが、「予防以外にもう少し念入りにケアしたい!」と感じる方におすすめのケア方法をご紹介します。

サプリメントを飲む

体臭の予防には生活習慣や食生活の見直しがとても大切です。食生活や生活改善を心がけても、忙しい現代人は決まった生活習慣を改善するのが難しいですよね。食生活のなかでもミドル脂臭の予防に必要な栄養素を補うことが難しい場合もあります。

そういった方におすすめなのが体臭サプリメントです。体臭サプリメントにはたくさんの栄養素を効率よく取り込めるため「どうしてもミドル脂臭が気になる」という方は取り入れてみてはいかがでしょうか。

[5] ミドル脂臭を対策して臭わない身体を作ろう!

日本人は臭いにとても敏感です。ミドル脂臭は日常的なケア行うことで改善されることが多い体臭です。「あれ…なんか臭うかも…」と感じたら、自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。また、ミドル脂臭は加齢のサインでもあります。ミドル脂臭を対策することでアンチエイジング対策にもなりますよ。

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