キッチンのニオイ

【管理栄養士監修】くさやの臭いがきついのはなぜ?その原因と臭い消しのポイント2つ!

みなさんは、くさやという食べ物を知っていますか?臭いが強烈な食べ物は世界中に存在しますが、日本ではおそらくくさやが選ばれることでしょう。それぐらい強烈な臭いを持つくさや、なぜ臭いがきついのでしょうか?くさやの臭いがきつい原因と臭い消しのポイントを紹介します。臭いが強くて食べられないという人も、ぜひ試してみてください。

くさやの臭いがきついのはなぜ?原因と臭い消しのポイント

2018年10月18日更新

亀崎智子 (管理栄養士)

[1] くさやとは?くさやが臭う2つの理由

くさやとは?くさやが臭う2つの理由
そもそもくさやとは何なのか、なぜあれほどの臭いを放っているのか、その理由を順に紹介していきます。

くさやとは

くさやとは伊豆諸島の名産品であり、トビウオやムロアジなどの魚の内臓を取り除いたものをくさや液につけて、その後乾燥させたものです。このくさや液は、100年以上も前から代々継ぎ足したものを使用するという特徴があります。

伊豆諸島の中でも、トビウオやムロアジがよく漁れる新島での生産が盛んとなっています。一般的な干物よりも臭いは強烈で敬遠されることが多いですが、食べてみると絶品の干物と言われているのがくさやなのです。

臭いの原因はくさや液

くさやがなぜ強烈な臭いを放つのか、その原因としてくさや液が挙げられます。通常は使い捨てにする液をそのまま使い続けた結果、微生物が活発に働き、発酵が進んでいくのです。普通の干物とは臭いが全然違うという印象を受ける人がほとんどですが、その原因はくさや液にあったのです。

100年以上も前から継ぎ足して使っているから

褐色をしたくさや液、もとは塩水だったものが長年継ぎ足して使われているため、色が濁った状態になっています。くさや液の中には100年以上に渡って継ぎ足されてきたものもあります。通常は使い捨てにする液をそのまま使い続けた結果、くさやの味は美味しく仕上がりましたが、臭いは非常に強烈なものになりました。

[2] くさやって例えるとどんな臭い?

とにかく強烈な臭いだというくさや、具体的にはどのような臭いなのでしょうか?

トイレやドブのような臭い

トイレやドブのような臭い
くさやの臭いはいろんな表現をされますが、そのひとつにトイレやドブのような臭いがあります。トイレやドブと言われると嗅ぎたくないという人がほとんどでしょう。中には、公衆便所のような臭いがして驚いたという人もいます。食べ物からそのような臭いがするため、くさやの臭いは強烈と言われるようになりました。

動物園のような臭い

トイレやドブのような臭いに引き続き、動物園のような臭いだという表現する人もいます。動物園特有のあの臭いが魚からしてくるので、食べる気がなくなる、臭いが強すぎて食べる勇気がない、と敬遠されてしまいます。

臭気指数は納豆の3倍も強い臭い

臭いがきつい食品といえば納豆も当てはまりますが、その納豆の臭いよりも強烈なのがくさやとなっています。その臭いレベルは納豆の臭気指数の約3倍とも言われているので、くさやがどれほど強烈な臭いを持った食べ物か想像をはるかに超えるのではないでしょうか。

くさやの臭いレベルは世界で5番目?

くさやは臭いが強いとされる食品ですが、世界には強烈な臭いを持った食べ物がたくさんあります。世界で一番くさいと言われているのは、スウェーデンのニシンの塩漬けの「シュールストレミング」です。その他にドリアンや缶詰のチーズ、エイを使った韓国の料理などがランクインしています。

その中でもくさやは5番目にくさい食べ物となっており、世界ランキングに入るほどの臭いの持ち主なのです。

[3] くさやの臭いを消す方法とは

世界で5番目にくさいというくさや、臭いを消して美味しく食べる方法はあるのでしょうか。ここでは、くさやの臭いを消す方法について紹介します。

醤油に一晩つけると臭みが少なくなる

くさやの臭いが気にならなくなったという方法の中に、醤油に漬けるというものがあります。くさやを醤油に一晩つけておくだけで、気になる臭いがましになったという声も上がっています。

完全にくさやの臭いを断ち切ることはできないものの、醤油で味付けされた干物となるため臭いが軽減され、焼いた時も美味しく感じられます。くさやを食べる前には、一手間加えると臭みを抑えることができるようです。

焼酎で漬けておくのも臭い消しにおすすめ

焼酎に漬けておくという方法も臭い消しにおすすめです。どんな料理の時にも、お酒を入れると臭みを消してくれるといいます。くさやの臭いが気になる時にも、事前に焼酎で漬けておくといいでしょう。しっかり漬け込むことで、焼いて食べる頃には全く臭いが気にならなかったという意見もあるほど、焼酎はくさみ消しにおすすめです。

ただし、焼酎の香りが強くなるので、お酒が苦手な人にとっては少し辛く感じてしまうかもしれません。

[4] くさやの食べ方はどんな感じ?

くさやの食べ方はどんな感じ?
くさくて食べられないと言われてしまうくさや、食べ方をアレンジすることでより食べやすくなり、美味しい食べ物であると実感できます。そこで、おすすめの食べ方を紹介しましょう。

焼くととても美味しい魚に変身する

くさやの一般的な調理法は、「焼く」ことです。干物のひとつであるくさやは、基本は焼いて食べる魚料理です。袋から開けたときはあれほど強烈な臭いだったのに、焼いて食べると普通の干物として食べられる、もしくはよくある干物より美味しいかもしれないと感じるほどになります。

焼くととても美味しい魚に変身するくさや、焼きたてが一番臭いが強いですが、ご飯のおかずによく合います。メインディッシュにおすすめのメニューと言えるでしょう。

半生で食べても美味しいくさや

くさやは普通の干物と同じように、焼いて食べるのが一般的です。しかし、より美味しくくさやを食べるのなら、半生がおすすめです。グリルでくさやを焼く時に、半生程度でお皿に上げます。身をほぐした時にしっとりしているくらいがベストです。

「半生で食べても大丈夫?」という疑問も浮かびますが、くさやを扱っているお店がおすすめする食べ方となっているので、お腹を壊すなどの心配もしなくて良いでしょう。あまりに焼けていない状態は危険ですが、半生程度は大丈夫とされています。ただし、体調がすぐれないときは、半生で食べるのは控えましょう。

醤油マヨネーズはくさやにとてもよく合う

くさやは何もつけずにそのまま食べても美味しい干物です。しかし、ちょっとしたアレンジを加えることで、よりくさやを美味しく感じられ、バリエーションを楽しむことができます。

中でも、焼いたくさやによく合うとされているのが、醤油マヨネーズです。マヨネーズに醤油を適量混ぜ合わせてくさやの身につけると、絶妙な美味しさを味わうことができます。居酒屋メニューにも登場しそうな一品となり、やみつきになることでしょう。

この醤油マヨネーズに七味をふりかけて食べても美味しいので、いつもと違うくさやの食べ方を試したい、臭いが気にならない食べ方がいいというときにはぜひ試してみてください。

[5] くさやは臭いは強烈だけど栄養満点

臭いが強烈で敬遠されることの多いくさやは、干物の中でも栄養を豊富に含んでいます。そこで、くさやの臭い消しの方法や美味しい食べ方を試しながら、くさやをもっと身近に利用してみましょう。

臭いは強烈だけど食べると美味しいと言われるくさやですが、いろんなアレンジを楽しむこともできる干物なので、ぜひ普段の食事で取り入れてみてください。美味しいくさやはご飯が進むので、食事の時間も楽しみになるでしょう。

  • 関連するキーワード